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TANNOYというメーカー
タンノイは創業者ガイ・ルパート・ファウンテン(Guy Rupert Fountain)が1926年にスタートしたイギリスのスピーカーメーカー。現在のタンノイの同軸2wayのデュアルコンセントリック方式のユニットは1940年代に開発され、1954年にはかの有名なオートグラフが発表された。 1974年に工場で火災が発生、ユニットエンクロージャーが生産不可能になり会社はハーマンインターナショナルの傘下にはいることになります(この時期に創業者は一線から退きます)。1979年には株をハーマンから買い戻して新生タンノイがスタートし現在のタンノイに至ります。タンノイマニアの中にはこの1974年の火災以前のタンノイとそれ以降のタンノイは別物と考え、火災以前のものしか本物と認めないという考えもあります。TANNOYの音の特徴
タンノイの特徴を挙げると
- 同軸2ウエイ方式1発のユニットを採用
- 箱に無垢材や響きの豊かな音楽性のある木材を利用していること
- 高級家具に匹敵するエンクロージャーの作り
マルチウエイが主流になった現在のスピーカー市場で唯一大型同軸2wayの一発ユニットを採用しているメーカーはタンノイにおいて他はないのではないだろうか。同軸2wayは自作で用いられるフルレンジ一発とは異なりLCネットワークによる帯域分割を行う必要があり完全なスルー回路ではなく音の傾向も自作のそれとはだいぶ異なる。
箱はバーチ、チーク、ウォールナット、マホガニーなど高級木材を突き板のレベルだけではなく、合板、無垢材として利用している。これほど箱の響きを考えて作っているメーカーというのもこれまたタンノイの他にはほとんど見当たらない。(自作では一般的に行われれことだが)
概してタンノイの音は落ち着いた、ゆったり系の音で他のスピーカーと視聴室で比較すると物足りなさを感じるものである。特に突きつけてくるサウンドではない。しかし、弦の再現、大型ウーファーによるティンパニーの響き、特に広い音場の再現力、同軸ユニットによる定位感のよさ、などなどはこのスピーカーにはまってしまった人たちをひきつけてやまない魅力がある音である。
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