TANNOY CANTERBURYの視聴・評価

TANNOY カンタベリー視聴後の大山の評価
タンノイカンタベリーは38センチの巨大同軸2wayユニットをアルニコ磁石で駆動するpresigeシリーズ最上のユニットを利用。箱もウエストミンスターロイヤルよりは小さいですが、巨大です。
このカンタベリーSEはダイナミックオーディオでグレンエアの隣においてあったのであわせて視聴しました。音はウェストミンスターや、オートグラフのような「鳴りっぷりのよさ」よりか、「上品に鳴る」感じのスピーカー。
微小入力にはあまり得意ではなくスターリングなどの25センチウーファーのほうが小さい音まで再生できていると視聴時に感じました(チャイコフスキー4番の第3楽章ポルカでテストしました)。カンタベリーの38センチウーファーで得意なのはやはり低域のプレゼンスでしょうか。やはり7畳程度の小さい部屋での利用は厳しいでしょう。
大編成のクラシックを聞くと、音の分解能力・情報量はさほど多いとは感じませんが、音場は特に広く、弦楽器の胴なりの再現は見事です。タンノイのユニットの振動板特に大口径ものは、長岡先生などは「軽い振動板」だと昔に書かれていましたが、フォステクス製のものに聞きなれているとやはり若干鈍重で立ち上がりの遅さも感じます。
カンタベリーのデザインは、他のプレステージシリーズが角張った伝統的なデザインを継承しているのにもかかわらず、丸みを帯びたデザインであり何故だか音も最も現代調にかんじてしまうのはなぜだろう。カンタベリーのは他のプレステージシリーズの中でデザイン的に最も優れていると個人的には思うがこのようなデザインや箱なりを音の一部として作れる日本のメーカーは全くもって皆無。大山もこんなスピーカーを作れるようになりたいな。
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タンノイ カンタベリーカタログより特徴
- 同軸2wayウエイバスレフ(38センチ)
- クロスオーバー周波数1.1khz
- 周波数特性28Hz~22khz
- 能率96Db(Wm)
- 寸法(W×H×D) 705*1095*480
- 内容積235L
- 63kg