TANNOY GLENAIRの視聴・評価

TANNOY グレンエアー視聴後の大山の評価
タンノイのミドル級製品という位置づけか?これだけの低価格でキャビネット材質にバーチ(樺)を全面的に採用したのはさすがタンノイ。バーチの積層合板の上にチェリーの突き板貼り。自作でいかに低コストに良い音を考えている私には考えれない贅沢さ。だってバーチの積層部分はかなり綺麗だと思うが、それを突き板と無垢で隠してしまうわけでしょ?重さから考えてグレンエア10であれば箱の材料費だけでかなりかかっているのが想像できる。
視聴はグレンエではなく、小型のグレンエア10で行った。モニター的な突きつけてくるサウンドとは正反対のタンノイ伝統的な楽器的な音作りが継承されている。プレステージシリーズとの違いは高域まで結構延びている点と、上品さに加えて力強さがある。故にピアノの表現などもぼてぼてしないでけっこうすっきり聞ける。弦楽器の響きはさすが。私の作ったD88スーパーフラミンゴフィンランドバーチバージョンと音の傾向は全く違うが、箱の響きに関してはかなり近いものを感じた。
プレステージシリーズよりかソースを選ばないオールラウンド系で今までプレステージシリーズを視聴してみたがどうしてもと思っていた人には結構はまる可能性が大きい。ジャズ・ポップスも可能だろうがこれは生粋のタンノイの個性という意味からは一歩後退か。
タンノイ グレンエアーカタログより特徴
- 同軸2wayウエイバスレフ(38センチ)
- クロスオーバー周波数1.1khz
- 周波数特性32Hz~25khz
- 能率95db(Wm)
- 寸法(W×H×D) 460*1100*448
- 内容積115L
- 45kg
タンノイ グレンエアー10カタログより特徴
- 同軸2wayウエイバスレフ(25センチ)
- クロスオーバー周波数2.1khz
- 周波数特性38Hz~25khz
- 能率91db(Wm)
- 寸法(W×H×D) 360*1000*347
- 内容積62L
- 28kg