ハイエンドショウトウキョウ2008
2008年5月9日、10日、11日と有楽町で行われました「ハイエンドショウトウキョウ2008」に行ってきました。今回はフォステクスの出品がないのが事前に分かっていたので、行くかどうか最後まで迷いました。正直あまり乗り気ではなかったのですが・・・・・・・・、いざ来てみるやオーディオ界ではあまり見かけない美人受付嬢が!!!!来て良かった~~♪(オーディオ界も、車やバイクの展示会のように綺麗な女性をもっとたくさん使うべきだ。by大山美樹音)
AudioPro(スゥエーデン),Quad(イギリス),Zingali(イタリア)などの代理店ロッキーインタナショナルのブース。今回はZingaliの新作トールボーイスピーカーzingali twenty 1.12の視聴を10分ほど。
視聴ソフトはボーカル。定位はそこそこいいのだが、音の像がかなり大きく感じた。f特のバランスは上から下までよく、ウッドホーンの良い響きがあり、隣のFocalとは大違いの音質。楽器的ではあるのだが、さすがにうまく音がまとまっている。
シンガリは以前は小型のブックシェルフのみ販売していたが、今後はトールボーイ型のみの販売となるらしい。こちらは仮想同軸タイプのzingali twenty 2.06とzingali twenty 2.08。左はペア150万。右はペア190万。
逸品館のブースにはこのZingaliの最上モデルTwnety2.12が展示されていた。ペアなんと400万だと。もはや庶民の手の届くものでもない。
ニューブランドDIGITAL DOMAIM社のブース。真ん中変わった型のスピーカーはフランスのカバッセ社というメーカーの「カリスマ(karissima)」というスピーカー。同軸3way+スーパーウーファーの点音源スピーカー。ウーファーが首の付け根のところについていてほぼ同軸4wayの構成になるらしい。音は聞いてみたくてしかたなかったがなかなか演奏されず聴くことはできなかった。
ここのdigital domai社はケーブル一本100万 、スピーカー一台250万という弩級のハイエンド商品を扱ってる会社だけに、来場者全員に1冊1000円するMJ無線と実験6月号を無料で配布していた(もちろん会社の宣伝が載っているのだが)。
Bell air sound researchのブース。
ベルエアーサウンドリサーチのスピーカー(SLX-7000マークⅡ)は昔ダイナミックオーディオに置いてあったが視聴できなかったので、今回初めて音を聞きました。両スピーカーともバックロードホーンスピーカーで後ろに開口部分がある。
選択されていたソースがオペラ。私が作っているバックロードとは大違いのおとなしい音で、バックロードらしい低域の迫力を感じなかった。選択されたソースのせいかもしれない。
英国モニターPMC社の販売代理店ヘビームーン社のブース。
同社のスピーカーは音響迷路型のスピーカーに吸音材をたっぷり使うタイプのものを全てのスピーカーに採用していて、同社のトレードマークとなっている。ここも静かな環境で視聴したかったが、次の視聴タイムまであと2時間と言われ写真だけ撮ってきた。
開口部分がユニット側に比べてだんだん小さくなっているのが分かる。いわゆるトランスミッションライン(TL)というやつだが音響迷路なのか、逆ホーンなのか、TQWTあたりの要素は全て含んでいる動作になるのだろう。
フォックシート(F0Qシート)という制振材料を発売している木曽工業のブース。フォックシートはミューズの方舟の前田会長が昨年出展したチューバソルデスというスピーカーに採用していた素材。前田会長のスピーカーが素晴しかったから私もこのフォックシートには注目していた。
たくさんのラインナップがある。聞くところによると50hzから5000khzぐらいまでのかなり広い帯域の振動を制振するそうだ。
オーディオ評論家を招いてのブースは最も人気が高かった。写真をとり忘れたが、2日目にフォステクスのFE138ES-Rを用いたスピーカーの視聴があったらしい。自分は3日目に行ったから残念ながら聞けなかった。
TAD REFERENCE ONEはこのようなイベントで何度か聞いたがペア600万、おそらく日本のハイエンドスピーカーで最高に値段が高いものではないかと思う。音も確かに良い。最近は海外製で全く歴史のないメーカーがいきなり何百万もするハイエンドをだす時代だが中にはとんでもないものも多い。このような真摯にモニター系スピーカーの頂点を目指すスピーカーは何度聴いてもいいな~。