Fostex FE208ES-Rの利用レビュー
Fostex FE208ES-R大山の評価
FE208ES-Rは2000年に発売されたFE208ESの後継機種にあたり、2007年の春頃に発売されどこのショップも予約でいっぱいになり、発売前から、瞬間的に売切れてしまったユニットです。おそらく店頭には並んでいなかったのではないでしょうか?長岡先生のスピーカーマニアがいかに多いかを改めて思い知らされた出来事でした。
FE208ES-Rの最大の特徴は3.1kgのアルニコマグネットを採用したことで、これによりFE208ESよりか全体の重量は4kgが減ったことになります。(フェライトに比べるとアルニコは少量で必要な磁束が得られるため)。その他の特徴はこれまでの白色の振動板から、カーボンファイバーを加えうす黒い色になりました。この振動板は紙系の振動板ですが5種類の材料を混合して作ったものだそうです。センターキャップはMG850と同じ純マグネシウム振動板をメカニカル2way方式として採用し、高域の伸びがFE208ESよりか高い値を示しています。
FE208ES-Rの音はまだ裸で鳴らしてみただけの感想になります。近日中にD58ESに装着してレポートを追加しようと思います。裸で鳴らして一聴して分かるのが高域レベルがFE208ESに比べかなり高く、ロクハンユニットとまではいかないまでもかなり伸びているのがわかるので、ツィーターの追加なしでもかなり聴けると思いました。ネットワークに関してはこれだけ高域がでているとD58ESで推奨されていた0.47μF1発6db/octは正直多すぎなるだろう。
音に関しては箱に入れてみないと分からない部分のほうが大きいが、中高域はマグシウムセンターキャップのおかげで透明感がより向上しているようだ。一番気になるのはやはりアルニコマグネットによる低域部分だがどうなるだろう。中高域は箱はさほど関係ないが低域とのバランス的なものも大きいからやはり箱にいれてみないと評価は定まらない。早めにレポ書きます。
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(オークションでオーディオ製品やFOSTEX限定ユニットを入手する時の注意点)
Fostex FE208ES-Rカタログより特徴及びスペック
- ESコーンベースのハイブリッド振動板
- 純マグネシウムセンターキャップ
- 3.1kgの大型アルニコ・マグネット
- 純鉄ポールピース
- 亜鉛ダイキャストフレーム
- 銅・銀ボイスコイル