Fostex FE166ES-Rの利用レビュー
Fostex FE166ES-R大山の評価
FE166ES-Rは2004年10月ごろに限定販売されたユニットです。3年前に限定で発売されたFE168ESとは別系統の流れで説明書にはFE168EΣをバックロード用に改良したとありますが、実際は形的にも音的にもFE166superのグレードアップバージョンと考えて良いでしょう。しかし、値段は近頃のフォステクスの高額になってゆく限定ユニットに比べ大変良心的な設定。
特性はかなり高域の衰退レベルが早く、ツィーターの追加が必要。フォステクスの限定ユニットは基本的にマグネットを強力にしたものが多いが、このFE166ESRマグネット強化型ではない。(なんと14年前に発売されたFE166superよりマグネットが軽量!)音は一世代前のsuper系のような鳴りっぷりのよさはあるが、168ESなどと比較すると若干歪ぽさを感じなくもない。
実際のD37に装着してみると低域の相性はいまいちでやはりD-33に準拠した箱が低域はマッチするのではないか。高域はツィーターがいると思う。
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(オークションでオーディオ製品やFOSTEX限定ユニットを入手する時の注意点)
Fostex FE166ES-Rカタログより特徴及びスペック
- ESコーン紙採用
- ランタンコバルトマグネット
- Q0=0.21とバックロードに特化したスペック
- 銅・銀合金線をボイスコイルに採用