Fostex FE108ES2の利用レビュー
フォステクスFE108ESⅡの基礎データ
Fostex FE108ESⅡ取り説より特徴抜粋
- HPテクノロジー&ESコーン紙
- UDRタンジェンタルダンパー/エッジ
- ランタンコバルトマグネット
- 限定販売ユニット
Fostex FE108ESⅡ大山の評価
FE108ES2はFE108ESの改良バージョンとして生まれた10センチ限定ユニットの現時点(2007年)での10センチフルレンジの最新ユニット。
新たな技術は108ESで採用されたESコーン紙にHPテクノロジー(振動板にひだをつけることで分割振動の解消をねらうもの)を追加したこと、エッジおよびダンパーを渦巻状にしたこと(UDRタンジェンタルエッジダンパー)、マグネットに高残留磁束密度のランタンコバルトマグネットに変更したこと。などなど。
結果音はそれまでのFE108スーパー⇒FE108ES系列の音とは全く別格の音になった。まず視聴してすぐにわかるのがスーパー系のはい上がりのユニットではなくフラット系なものになったこと。そして中高域の紙くささがなくなって分解能力が高まったこと。しかし押し出しの強さという点ではスーパーのほうが上だと思います。
利用するスピーカーは現在はD101Sスーパースワンで利用する人が最も多いと思われますし、フォステクスの説明書にもスーパースワンでの利用を推奨しています。大山がスーパースワンに装着してためしてみたところ、中高域に関しては問題ないのですが、中低域のホーンとユニットからのクロスのつながりに悪さがあり箱の改良の必要を感じました。マニアの間でも空気質を広くしたりするなどの改良案がいろいろだされています。
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(オークションでオーディオ製品やFOSTEX限定ユニットを入手する時の注意点)