Fostex 6N-FE108ESの利用レビュー
フォステクス6N-FE108ESの基礎データ
Fostex 6N-FE108ES取り説より特徴抜粋
- 5年間にわたる研究より生まれたESコーン紙を初採用
- アクリルダンパー
- 6Nワイヤーのボイスコイル
- φ100mmのフェライトマグネット、高能率、オーバーダンピングユニット
- 限定販売ユニット
Fostex 6N-FE108ES大山の評価
FE108スーパーの改良版として限定発売されたユニットです。頒布時期は1988年ごろ。
現在のフォステクスのユニットの振動板には廉価バージョンからΣ系ユニット全てに搭載されているESコーンを初めて搭載した機種。中高域の歪の少なさ、情報量の多さが特徴。確かに暴れ馬的なFE108スーパーと比べると、紙くささが消え穏やかな、そして繊細な印象が強くなりました。
このユニットに対しての長岡氏の評価はそれほど芳しくなく、次のようにある。
「(中略)軽快で透明なサウンドだがやや弱さがあり、BHで使うと力強さが後退する。いずれ前面改良の108ESⅡがでる」-長岡鉄男のオリジナルスピーカー設計術Ⅰ
私も実験で確かめたがスーパーよりか低域の押し出しは若干弱い。しかしそれ以外に関しては、108スーパー同様ハイアガリユニットであり音の傾向は近いといえる。ESコーンは後のフォステクスの標準振動板となったという意味で記念碑的なユニットともいえる。
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