Fostex MG850の利用レビュー
フォステクスMG850の基礎データ
Fostex MG850取り説より特徴抜粋
- 世界初85mmの純マグネシウム振動板搭載
- 非軸対称形状リッジドームセンターラジエーター
- ショートボイスコイル
- 口径最大級のφ85mmフェライトマグネット
- 限定販売ユニット
Fostex MG850大山の評価
MG850は8.5センチのフルレンジユニットに純マグネシウム振動板を利用した製品。マグネシウムはそれまでツィーターなどでは製品化されていたが、これだけの大きさの口径を成型するのは技術的に困難らしくfostexが世界初の市販モデルを出荷したことになります。
2006年10月ごろに限定発売され、どこのショップでも予約でいっぱいになりすぐに売り切れてしまった商品です(これは現在のfostexの限定ユニットのお決まりパターンではあるが・・・)。ちなみにこのMG850は出荷予定日が2ヶ月ほど送れるというトラブルに見舞われました。これは初回出荷時の振動板に腐蝕が起こる可能性ありとういうことで、初回のものを全部作り直したとの説明でありました。
このMG850は私は裸で鳴らしたものとスーパーフラミンゴに装着したものを自身で視聴した(まだこのユニットに合う箱に入れて聴いていない)。まずこの純マグネシウム振動板の特徴は一聴して分かるが、金属系の振動板であるにもかかわらず金属系のピーキーさが全くないことである。これは現在主流のアルミ合金などと比べるとその違いは誰が聞いてもわかるほどはっきりしていると思う。突きつけてくる、とがった音とは正反対の、若干まろやか系な音色であった。低域の実力に関しては箱に左右される部分が大きいためまだ何とも分からないが、やはりバスレフでゆくのが無難であろう。
ちなみにMG850が発売された後に、限定のFE208ES-RやFE138ES-Rがでてきます。それらにはマグネシウムセンターキャップが搭載されましたが、MG850のマグネシム技術がベースとなっている様です。
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(オークションでオーディオ製品やFOSTEX限定ユニットを入手する時の注意点)