Fostex FE88ES-Rの利用レビュー
フォステクスFE88ES-Rの基礎データ
Fostex FE88ES-R取り説より特徴抜粋
- ラジアル抄紙ESコーン
- 銅・銀合金ボイスコイル
- 最高音域40khz
- 新フレーム口径最大級φ85mmフェライトマグネット
- 限定販売ユニット
Fostex FE88ES-R大山の評価
FE88ES-Rは8.5センチユニットという新しい大きさの口径として限定頒布されたものです。FE88ESやFE83Eなどと大きさの互換性はありません。8.5センチという大きさのユニットはその後純マグネシウム振動板のMG850に採用された大きさです。
FE-88ES-Rが発売された頃には長岡先生はこの世を去っており、長岡先生の設計図の中にはこのFE88ES-R用の箱というものはない。ただスーパースワンにバッフルリングをつけるとそのままでベストフィットすることから多くのマニアがその方法をとっている。実際アダプターリングP88ES-Rを利用すると寸法をそのままにスーパースワンにとりつけることが可能です。
このユニットの特徴をひと言で述べるとすると「低域は10センチ並、高域は8センチ以上」というfostexの全パワーを投入して作られたような凄いユニットです。Q0、M0もFE88ESよりか若干高めに設定されているため、バスレフとしても利用が可能ですが、是非D-101sスーパースワンのようなバックロードで一度は利用してもらいたいユニット。
大山がスーパースワンに装着して実験したときの印象は、FE108Sに比べて高域がより延びていて、分解能が高く、それでいて音の押し出しも108スーパーに負けない実力を持っているユニットという感じでした。まさに最強のフルレンジの名に値する素晴しいユニットです。
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(オークションでオーディオ製品やFOSTEX限定ユニットを入手する時の注意点)