初音だし
基本条件+MDF+ウォールナット突き板+無垢板
FE208ES(前期)+T500AmkⅡ
ついに完成しました。ついに作ってしまいました。長岡スピーカーの最終到着点D-58ES。いつごろから作り出したっけかな?領収書を見ると去年の11月ごろから材料買うのをスタートしたから11月、12月、1月と3ヶ月かかったことになります。といっても作業したのは仕事があるので土曜日、日曜日だけで、作業も気の向いたときにだけやっていたから実質的には10日~15日ぐらいだろう。完成したといっても実はまだ背面はMDFむき出しで、正面に貼った無垢のウォールナットの目違いもまだ払っていない。いわんや塗装も・・・。もはや我慢できなくなって音だしといういつものパターンに至ったというわけです。
初音だしの感想。これまで長岡先生のスピーカーはけっこう作ってきては聴いてきたし、このD58ESも過去に一度聴いたことがあったのでだいたい想像はできていた。しかし今回の初視聴は見事に自分の予想していたものをいい意味で見事裏切ったものになりました。予想していた音とは長岡先生のスワンに代表されるような鳴りっぷりのよさ、突きつけてくるようなサウンド。実際にでてきた音は予想していたものと一味違う。一言で表現するとすれば「モニター系バックロード」。意味の分からん表現だな(笑)。特徴を箇条書きにしてみると
- 音は繊細かつパワフルで、分解能力が極めて高い
- 低域の下のほうは聴感上30、40hzぐらいまではでていると感じる
- スワンスピーカーのような突きつけてくる音ではない
- 微小音量の反応はスワンスピーカー並に良い
- T500Aのマグネシウムツィーターは全く高域の癖ピーキーさがなくなめらかで音量をあげても全く耳につかない
- 60kgを超えるエンクロージャーのおかげだろうか。かなり床が柔らかい我が家でも、エンクロジャー下部が床の役割を果たして箱の共振を全く感じない
箱にかんしては大枠が1ヶ月ほど前に完成していたからだろうか、箱のエージングがそこそこ進んでいてできたてのバックロードによくあるボーボー音が全くかんじられない。ユニットに関しては初音だしから2、3時間でぐんぐんエージングが進みかなり情報量が増え聴きやすくなってきた。大変つらいスピーカー製作の後、椅子に座ってくつろぐこの瞬間は至福の一言に尽きる。ソースやf特は次回からのレポートで詳しくかいていこう。
D-58ES |