BS-8の特徴-スワンのヘッド?
基本条件+ラワン合板+FE83E
BS-8は、BS-10といった小型スピーカーの大きなメリットはバッフル面積を小さく押さえることにより音源を点音源に近づけることができるということ。この点音源による、音場感のよさ・中高域の定位のよさはある意味何百万円する大型マルチウエイスピーカーが逆立ちしても勝てない部分である。 一方デメリットは低域がでないこと。これはBS-8,BS-10が1万円の安物スピーカーに逆立ちしてもかなわない部分だ。
このスピーカーはスワンスピーカーのヘッド部だけをきりとったものと考えれらなくもない。スワンスピーカーというのがそもそも最小限バッフルのデメリットをバックロード形式で低音を得ることでワイドレンジを実現しているわけだ。なのでこのスピーカーの置き方はスワンスピーカーのように周りに何も音を遮断するものがなく空間にポツンと存在しているのが理想だろう。現実的には棚や机の上に置いて使われると思うが・・・。まあそれでも十分フルレンジ一発のよさは味わえる。つまり置き方をある程度工夫し、バッフルにR加工でも施せばスワンのヘッド部に近いものになるわけで、いわゆる小面積バッフルの点音源スピーカー⇒ホーンがない(低域がでない)擬似スワンになるわけだ。もちろん音は全然違うが点音源効果に関しては間違いない。
(ちなみに、BS-8と全く同じユニットを利用しているD-83フラミンゴ(スワンスピーカーの一つ) は周波数特性がこれだけ違う。能率も違う。当然音も全然違う。いつかページを改めてこの2つのスピーカーの比較を行ってみようと思うが、バックロードホーンエンクロージャーの低域拡大能力が半端でないことがわかるだろう。)
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BS-8 |