1ヶ月目のD-37
基本条件+シナ合板+FE168SS
今日10月2日でD-37完成からちょうど1ヶ月目が経過した。音だしは時間的には1時間ぐらいだがほぼ毎日行った。早くツィーターを追加したり、音道部に砂利を入れたりとグレードアップをしてみたいのだが、1ヶ月目まではエージングの効果をじっくり味わいたいのでそのような欲求を抑えている。
エージングの効果は絶大で始めに聞き始めた時のスピーカーとは別物とさえ思えてくる。チャイコフスキーの交響曲第6番の第1楽章・第3楽章でパイプ共鳴音が盛大に聴こえるからこれを実験にしようとはじめに書いた。実際、第3楽章に関してはほとんどパイプ共鳴音がゼロに限りなく近づいた。第1楽章はまだ残っている。基本的にはスピーカーが大きくなれば大きくなるほど、エンクロージャーの構造が複雑になればなるほど、クランプで板に応力をかければかけるほど、ボンドを使う量がおおくなればなるほどエージングの効果を確認できる。もちろん小型スピーカーでもエージングの効果はあるがユニットのエージングが主で、こちらは箱のエージングの話だ。
エージングによる特性上はほとんど違いを見出すことができない。低域が少し持ち上がってきている気がするがこの程度は測定誤差だろう。基本的にエージングの効果は聴感上によるものがほとんどで、f特には顕著な違いを見出せないというのがオーディオの常識になっているがやはりそのようだ。何とかエージングによる音の違いをデータとして示したいのだが・・・。
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D-37 |