初視聴
基本条件+シナ合板+FE168SS
ロクハンユニット(16センチフルレンジ)利用のバックロードで非常に人気があり、製作している人も多いのがこのD-37。D-10、D-100に比べるとサイズ・大きさもずば抜けて大きくなり製作もかなり大変になる。私はこのD-37を夏の暑い時期に1人で完成させたが、誰か1人手伝ってくれる人がいたら相当楽だったと思う。というのは側板の接着時に端がねを15本ぐらい利用してしめてゆくのだが、ボンドを拭き取る時間的余裕が全然ないのだ(ボンドが固まってきてしまう)。これ以上大きなD-55、D-58を完璧に作ろうと思うとやはり最後の側板の接着は1人では無理だろうな。
完成してから次の日は音だしをスタート。初試聴の感想。パイプ共鳴音が凄まじい・音がやたらにぼんつく・高域がやたらにガサガサいう(紙っぽさがある)・高域がまともにでていない。とにかく聞くに堪えられない音だ。D-37は組み立てに500mの接着材を4本ぐらい使っているし、70センチの大型の端がねでガチガチに固めたから木材の内部での歪みも相当大きい。ゆえに相当大きなエージングが期待できるはずだから予想通りの結果と言って良い。
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D-37 |