スピーカー追求道>【3長岡SP視聴編】D-111エスカルゴM>
視聴1週間後
基本条件+ラワン合板+FF125K
このスピーカーもD-10同様に箱自体があまり大きくなく、木自体のエージングで音質が爆発的に変化するとは考えにくい。理由はD-10の時と同じく木への外部圧力が少なくて接着できることと、木工ボンドの使用量がそれほど多くないからである。しかし12センチユニットのFF125kに関しては大いにエージングが関わってくると思う。というのはこのユニットはセンターキャップに金属系の素材をを利用していることからである。金属系振動版はエージングに非常に時間がかかること(時には1年以上)がマニアの間ではよく言われている話ではあるが実際私も同感で、昔使っていたb&wのノーチラスツィーターの音の変化は凄まじかったのを記憶している。1日の視聴は約1時間弱だろうか、聞けない日おあったせいかそれほどまだエージングが進んでいるのを実感できない(100hzあたりの低音が前回より、2,3dbあがっているがこれはエージングによる効果ではなく測定誤差だろう)。しかしこのFF125kはノーチラスツィーターのような金属音を伴った音はなく非常に穏やかである(まあセンターキャップだけですから。)なおこのスピーカーは直管スピーカーに見られるパイプ共振(ボーボー言う音)は初試聴の時から皆無であった。
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