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D-10バッキー視聴一週間後
基本条件+シナ合板キャビネット+FE103E
今回は小難しい理屈を抜きにバッキーのエージング状況をレポート。主に聞いたソースはジャパニーズレゲエ「湘南の風」。私が聞くJの音楽と言えば比較的古い人がほとんどだが、最近のミュージシャンではずばぬけて素晴らしく大発見だった。
このバッキーを作っている間D111エスカルゴの製作・写真撮影をしていたのでそれほどエージングに時間を割けなかったのだがなんとか一日に約1時間程度をエージングに費やした。エージングは主にエンクロージャーとユニットに分かれるが、今回作成したバッキー(シナ張り化粧合板+108EΣ)はエンクロジャー・ユニットともにエージングの効果が非常に少ないというか、鳴らし始めからそこそこの音で鳴っていた。まず箱自体が非常に小さく縦580mm×横180mm×奥行き370mm板の接合にそれほど強度をかけていないこと、使用したボンドが少ない分木材への含水率変化が少ないことが主な原因と考えられる。次にユニットも108EΣは108ESUPERや103Eに比べ圧倒的に短い時間でエージングが済むようだ。(これはHP振動版のせいかどうかは不明だが、せっかちなマニアには朗報なのか?私にはエージングの楽しみが奪われている気がする)しかしそれでももちろんエージングは着実に進み鳴らしはじめのぎこちなさの解消し、中高域がなめらかになってきているのが確実に感じられる。
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D-10backie |