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周波数特性分析
基本条件+MDFキャビネット+FE88ES
続いてピンクノイズによる周波数特性の分析。上のグラフから以下のことが読み取れる。
- D-101sスーパースワンと比べて、音圧レベルはトータルで4dbほど低い。
- D-83フラミンゴと比べて、トータルの音圧レベルはほとんど同じ。
- 400hzあたりにディップがあるがトータル的にはかなりフラットな特性。低域は125hzあたりからさがりはじめてなんとか80hzあたりまで平均のマイナス10dbをキープ。高域特性は見事20khzまで一直線に伸びている
2について。D-83フラミンゴはFE83Eというユニットの高いQ値の為にF0付近に大きな山があるが、D-88superフラミンゴはダラ下がりユニット88ESのおかげでかなりフラットな特性になっている(別にフラットが必ずしも正しいわけではないが、、、)。音圧レベルも聴感上D-88のほうが3,4db高く感じる。f特による差以外の部分で言えば、歪、解像度、過渡特性、音の切れ込み、つや全ての面において88ESがFE83Eを大きく上回っている。
3について。低域の量感はスーパースワンに劣るが、中高域(特に高域)の美しさはにスーパースワンを上まわっていると感じる。8センチのフルレンジ点音源ユニットのため音の定位感もスーパースワンより良い。私の好きなベト弦楽4奏などはこのD-88のほうが綺麗に鳴らしてくれる。
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D-88SuperFramingo |