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FE108ESⅡ搭載のスーパースワン
基本条件+MDFキャビネット+FE108ESⅡ
現在、10センチのフルレンジの限定ユニットで最も新しいものがこのFE108ESⅡ。限定という形ではあったが結構長く販売されていた。今回はかなり前に入手したデッドストックつまり新品ストックを使っての視聴。
ところでこのMDFのスーパースワンはMDFで作りぱなしでまだ仕上げを一切していない。バッフルの面取りさえしていない。これは将来点音源の効果を実験してみたいからなのだが、、、。まあ測定にめちゃくちゃ大きな影響をあたえる部分でもないので、とりあえず全てのユニットでの実験を終えてからにしよう。
初視聴の印象。これが残念ながらあまりよくない。先日実験を行った108ESのほうが良かった。これはエージング不足ももちろんあるんだろうけど、そういう次元の問題ではなく低域のでかたがかなりぼんつき、スピード感がなく、やたらに音像が広くなっているのが分かる。何故?ESⅡの前評判がやたら大きかっただけにその反動かな?
ピンクノイズにてf特を測定してみる。
上が108ES2を搭載してスーパースワンのf特。特徴として
- 108superに比べかなりf特に暴れがある。
- 108EΣほどではないが、ユニットとバックロードホーンのクロスのつながりが悪い。特1khzあたりのディップは、視聴上かなり顕著でこれは箱とユニットがマッチしていないのではないか?
- ただし、f特上それほど違いはかんじられないが低域のおしだしの強さというか・パワーは感じる。これは箱の再設計でなんとかフラットにもってゆけないか?
上はアンプのラウドネスで補正後のf特。1khzのディップがさらに浮き立つ。
このボンツキ感はエージング不足によるものかもしれないが、個人的にはヘッド部の内容積(空気室)不足からくるもののような気もする。ユニットにホーン駆動できるパワーがあり、内容積(空気室)が不足するとこのような音の傾向になるのをフラミンゴとスーパーフラミンゴの実験で確かめたことがあるからだ。もう少し様子をみることにしよう。
D-101SSuperSwan |