6NFE108ES搭載のスーパースワン
基本条件+MDFキャビネット+6NFE108ES
サイトのリニューアルも一段落してやっと長岡鉄男スピーカーの実験コーナーが再開できる。今日はオークションでかなり前に入手した108superの改良版としてだされて6NFE108ESをスーパースワンにつけての視聴。
この6NFE108ESだがあまり評判がよろしくない。長岡鉄男先生のこんなスピーカー見たことない3巻の「箱舟」実測のスピーカーユニット・データには次のようにある。
「(中略)ハイエンドも16khzまでのびて、軽快なサウンドだがやや弱さがあり、BHで使うと力強さが後退する。いずれ前面改良の108ESⅡがでる。」
聞く前にこういう知識がはいるとあまりよくないかもしれないが、、、まあ正直な感想を書いてみよう。まずこのユニットはオークションで入手したもので、前ユーザーは1年ほど利用していたとのこと。つまり初期・中期のエージングを終え一番良い時期。さらに箱も製作から1年以上が過ぎ、かなり落ち着いてきている。
6NFE108ES+スーパースワンのf特
聴いたソースはレゲエ。大山が最近は聴くソースにやたら日本のレゲエが多いな~やっぱ夏はレゲエでしょ。スーパーゆずりの超ワイドダイナミックレンジ・こもらないで抜ける低音はさすがスーパースワンの実力。初視聴のインプレッションは長岡氏の発言ほどひどくはなく、結構好印象であったが相当ハイ上がりな印象を受けた。というか低域不足が、トータル的にハイアガリにしているなという感触も持った。
それでお決まりのピンクノイズによるスペアナチェック。 確かに、f特上を見ると、108super搭載時に比べて低域が落ちるのが異常に早く、160hzより下はかなりきつい状況となっている。これでは8センチユニットのスーパーフラミンゴ以下ではないか!!と言いたくなってしまう。これが長岡氏のいう「BHで使うと力強さが後退する」の意味だろう。
高域はこの時期に初登場したESコーンはそれまでのパルプ系のものにくらべ、やわらかな音になったと思う。これはハードな突きつけるサウンドを求める向きには前の108スーパーのほうが良いという声も当然あるだろうな。
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D-101SSuperSwan |