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スーパースワンとソースの相性1
基本条件+MDFキャビネット+FE108SUPER
先週から試したソースと言えばオーケストラ、ジャズ、ロック(ビートルズ中心)、レゲエ、演歌、J-POP(中島みゆき、ユーミンなど)、などなどいろいろあるがソースとの相性を書いてみよう。一度では書ききれないので何回かに分けてレビューを書いてみようと思う。上の特性はピークホールド機能を使って測定したものです。
- オーケストラ⇒スピーカーを作る前に正直オーケーストラのようなf特が広く高い分解能を求められるソースにフルレンジ一発では正直厳しいのではないかという疑問があり、どこまで行けるかには大きな興味があった。結果は単純に周波数レンジ・音の分解能と言う意味では市販の3ウエイマルチ(20万以上)のものに劣るが、能率・定位・スピード感・過度特性音離れのよさ・音場感のリアルな再現などの項目ではスワンが勝っている。聞き方・オケの種類・ソースによっても異なるが個人的にはトータルでは五分五分もしくわ若干3ウエイマルチのが上か。
- 器楽曲・室内楽曲⇒少人数編成弦楽など。これはフルレンジ一発のスワンは全てにおいて圧倒的に良い。弦楽器の響きは何故だかバックロードが本物らしく聴こえるがこのエンクロージャーがMDFで製作したものなのでこの部分はまだまだ改良の余地がある。これは良質のラワン材・樺(バーチ)合板を使えばおそろしく良くなることは昔に経験済み。今回はリストの有名な「愛の夢」。高域はそれほど必要のないことがわかる。
- ロック⇒ロックというのを一般的に定義するのは難しいがドラム・ベース・ギター・ボーカルで編成されていてメインはボーカルである。ボーカル帯域がメインのソースに置いてはーフルレンジ一発のスワンスピーカが圧倒的につよく周波数レンジ的にはそれほど広いものは多くないのでスワンで全く問題ない。今回試聴したビートルズは315hzあたりが一番強くでている。
- ボーカル⇒これはスワンスピーカーの最も得意とするところであり、一度これを使ったら他のスピーカーで聞きたくなくなってしまう。ボーカルはもちろん歌う人によってfレンジが異なるが、パイプオルガン並の低域やピッコロ並みの高域は全然必要なく10センチユニット一発でほとんどまかなえる。私は人の声(歌声)というのは楽器に比べて定位感がより敏感な気がするが、これがボーカルメインのソースを聞くときにフルレンジ一発が良いといわれるゆえんのような気がする。
ベートーベン「交響曲第七番第四楽章」 |
フランツリスト「愛の夢」 |
ビートルズ「Stand by me」 |
尾崎豊「life」 |
D-101SSuperSwan |