スピーカー追求道>【3長岡SP視聴編】D-101Sスーパースワントップ>
初視聴
基本条件+MDFキャビネット+FE108SUPER
私の生まれて初めて作ったスワンスピーカーの第一作目がこのスーパースワン。初製作だけにかなり戸惑い、実際にうまくいかなかった所もあり音にどう影響するか心配であった。ユニットはオークションで手に入れたFE108スーパー。これはその後6NFE108スーパー、108ES、108ESⅡと進化してゆくが長岡師が1992年に発表された時点では、まさにこの108スーパーをもとに設計されたスピーカーがD101スーパースワンであった。なので、音としては長岡鉄男氏が目指したものとほぼ同じものが聞けるはずである。
初音だしには何故か期待を通り越して緊張したと言ったほうがいい。アンプとプレーヤーに電源を入れての視聴開始。初視聴の感想は叩きつけてくるサウンド、音の立ち上がり立下りの良さ、そして微小音を繊細なまでに表現力、最小面バッフルによる点音源サウンド、悪く言えば若干空気を引き裂くようなスピード感。正座してスピーカーを聞いていたらあっと言う間に4時間ぐらいたってしまっていた。108スーパーは運よく新品(譲ってくれた人が一度も使っていなかった)で購入できたので、エージングゼロの状態から聞くことができる。通常バックロードはまともに聞けるようになるまでかなり時間のかかるものだがスーパースワンは初視聴でここまできてしまうとこれからどう進化するのだろう?(私はエージングが最も進むはじめの1ヶ月間が最も好きな期間なのだ。)このユニットは非常に長い時間のエージングがかかると聞いたことがあったのが、初視聴の段階でここまで良いとこれからどうなるのか想像もつかない。正直ここまですごいとは本当に思わなかった。
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D-101SSuperSwan |