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ツィーター/スーパーツィーターとは
ツィーター/スーパーツィーターとは
高音用スピーカーのこと。20khzまでの高域を受け持つ通常のツィーターと呼び、20khz以上の超高域まで再生するスーパーツィーターと一般的に呼ぶが明確な区別があるわけではない。現在の単品ツィーターは高価なモデルは20khzを超えるものがほとんであるが、表記はツィーターであったりスーパーツィーターであったりけっこう適当。
FOSTEXの純マグネシウム振動板採用のT-500AⅡ
受け持つ帯域は
- 2wayの場合1500~5000hz以上の帯域
- 3wayの場合3000~7000hz以上の帯域
が一般的にツィーターに割り当てられる。
ツィーターの種類
ツィーターの帯域の特徴は振動板の振れ幅は低域のように大量の空気を動かす必要はないが、高速にピストン運動する必要があるので振動板はウーファーよりかかなり小さいものとなる。またツィーターの帯域は指向性が鋭いので、面積が小さいものがより有利になる。ツィーターにはコーン型、ホーン型、ドーム型、リボン型、ハイル型など多くの形式がある。
20khz以上の超高域再生の必要性
人間の耳は純音(サインウエーブ)では20khzまでしか聞き取ることができないが、「複合音では聞き取ることができる」というのが超高域再生賛成派の理論の拠りどころとなっているようだ。実際楽器の倍音成分にはバイオリンで40khz程度、タンバリンで100khzまで倍音が含まれており、理論的にはこれらの倍音成分が再生されることがことが望ましいのは言うまでもない。
しかし、これらの超高域再生が効果を発揮するには以下の要件が必要と思われる。
- 100khzまで録音できるマイクで音楽が録音されていること
- 100khzまで記録できるソースで再生されること(SACDで可能)
- 100khzまで再生されるツィーターで出力されること
- オーディオを聞く人の耳がそれらの音の違いを聞き取る能力があること。