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周波数特性(f特)とは
周波数特性とは[frequency response]略してf特とは、入力を一定としたアンプから送られてきた信号に対する各周波数帯域の応答を数値下したもの。スピーカーの性能をカタログから読み取る上で最も重要な指標。
ーーー少し難しい説明ーーー
周波数特性の測定方法は一定電圧をスピーカーに加え、基準軸上1mの点に生じる音圧レベルの周波数変化をマイクで測定しグラフ化する。測定に使われるソースは各周波数を同様に含んだピンクノイズやスイープ信号が使われる。
周波数特性の測定には昔は大掛かりな機械が必要であったが近年はパソコンの普及により誰でも手軽に測定ができるようになってきている。下の写真はパソコンを使った周波数特性の一例である。
実効周波数帯域というのは、低域の下限と高域の上限で与えられ、それらは中音域の平均の出力音圧レベルより10db低下して周波数で定義される。上の図でいうと中域の平均を60dbとすると低域は約80hzまで高域は16khzまで再生されているのでこのスピーカーの実効周波数帯域は90hz~16khzといえる。
「原音再生」という見地からすると、スピーカーの周波数特性は一般的に広く・平坦であることが望ましいとされている。しかしそのようなスピーカーが必ずしも万人に受け入れられるかというと必ずしもそうとは限らない。