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振動板に使われる素材4-セラミックス系
セラミックスというと一般的に陶磁器を思い浮かべるが、セラミックスとは本来「炉」の中で作るもののことをセラミックスと呼ぶ。特徴は堅くてもろい。これは陶磁器の性質を想像すれば理解しやすいだろう。単独での使用は難しく金属+セラミックスのような形で使われる。使用用途はツィーターがメインだろう。
オーディオファンにとって最も有名なセラミックスはB&W800シリーズに採用されているダイヤモンドツィーターだろう。これはセラミックス系に属する。製造は2000度に熱したタングステンフィラメントから出る周囲のガスを励気、分解して析出されます。ダイヤモンド振動板は伝わる音速が16200m/sとベリリウムの1.5倍強の理論値があります。
ピュアボロン(B4C)は2005年に復活したダイヤトーンのDA-MA1のホーンツィーターに採用された材料である。従来の材料にない高い比弾性率と内部損失をもつ物質として注目されている。
セラミックス系の材料は今後ハイエンド系を中心に様々な新素材が開発され続けられることが予想される。