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サマリウムコバルトマグネットとは
サマリウムコバルト磁石は1970年代にアメリカにおいて発明され、フェライト磁石を大幅に上回る特性が確認されました。磁気異方性の優れた「1-5系磁石」と、高磁気エネルギーの「2-17系磁石」があり、ネオジム磁石と比較しても、残留磁束密度や保持力の温度係数が小さく、優れた熱安定性を持っています。ちなみに高磁気の「2-17系」は日本人が開発しました。後にネオジム(ネオジウム)が発明され、磁力はサマリウムコバルトが劣りますが、熱安定性が高く、腐食の心配がないことから現状多く利用されています。