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JIS箱とは
JIS箱とはスピーカーユニットの特性を測定するためにJIS規格によって定めれれた箱のことである。市販のユニットを購入すると説明書にf特が記載されているが、このf特はこのJIS箱にいれて測定したデータである。(裸のユニットのデータではない。)
自作派の人間が多く用いるバックロードホーン・バスレフ型スピーカーではこの密閉用データのものよりかより多くの低域を稼ぐことができる。このこのJIS箱で測定されたデータはそのようなスピーカー設計をする際に一定の役割を果たす。しかしあまりに大口径のユニットになるとJIS箱内のコンプライアンスの影響も無視できなくなり測定データーに疑問を投げかける声もある。
JIS箱は口径12センチ以上のものとそれ以下の小口径ユニット用に分かれており、その内容積は12センチ用のもので縦*横*奥行きが1200*900*600(内容積は約600L)、小口径用のもので600*450*300(内容積は約80L)と定められている。
JIS箱に使われる材質は厚さ21ミリ以上の合板が利用され内部は厚さ50ミリ以上の吸音材でをはり、反射音や定在波を防ぐ工夫がされている。