残響室
残響室【reverberant time】とは無響室と反対の概念の室で、残響時間が極めて長い(10秒以上響く室もあるらしい)部屋。
残響室の作りは強固なコンクリートに囲まれた遮音性が高く、内部は平行面のない不整形な作りで、多くの拡散パネルが置かれている。
残響室は残響時間が長い(音が減衰しにくい)という特徴とあわせて、拡散音場(⇒音の拡散)という特徴を持ち合わせている。
当然リスニングルームとして利用することはできないが、主に吸音材の吸音率を測定したり、エコーを人工的に作るために用いられている。