ドップラー効果
ドップラー効果【doppler effect】とは発音体が音を出しながら、聞いている人に遠ざかったり近づいたりすると、もとの音より高く聞こえたり、低く聞こえたりする現象。
例えば救急車がサイレンを鳴らしながら近づく場合は、高域が良く聞こえ、離れて行くときは低域がよく聞こえる。
これはスピーカー振動板が、低音と高音が同時に入っている信号を再生するときに発生する。低音では大振動になるため、振動板が後ろへ下がるときに出た高音と、振動板が前で出た時の高音がそれぞれ別の音に聞こえてしまう現象が起こる。これはドップラー効果による歪の一種である。