音質の評価
音質の評価【hearing test ;determination of sound quality】とは再生音を人間が実際に聞いて評価すること。機器の評価は機器の物理的な特性が大切なのはいうまでもないが、オーディオ機器はその物理特性のよさが必ずしも「音質の良い機器」として評価されないのが衆目の一致するところであろう。
特にオーディオ製品はブランドや、視覚的な影響が音質に大きな先入観となって評価を大きく歪めてしまうのでブラインドテスト(目隠しテスト)によってそれらの影響を排除して評価する場合も多くある。
オーディオの「デザイン」や「ブランド」は本来音質とは関係のない部分であるはずだがこの影響力の大きさは莫大であるので、メーカーが多大な費用をかけて広告を打ちブランドを確立し、さらに有名デザイナーに依頼して、機器を芸術品のごとく仕上げるのである。