吸音材
吸音材【absorbent】とは吸音する目的で作られた材料のこと。
新しい家に引っ越して部屋に何もない場合、非常に残響時間が長くなる。家具やカーペット、カーテンなどの装飾品を置いておくとそれらが吸音材として働き残響時間が短くなるのは誰しも経験があるだろう。
吸音材は大きく分類すると以下の3種類に分けられる。
①多孔質系吸音材:小さい穴がたくさんあいている繊維状のもの。グラスウール、フェルトなどが代表例。高域の吸音率が高い
②振動板系吸音材:使われていないスピーカーはそのスピーカーの共振周波数を吸音する。
③共鳴型吸音材:共鳴現象を利用した吸音材。共鳴により空気自体が激しく振動しその摩擦熱で音のエネルギーを消費させる。パンチングボードやヘルツホルム共鳴菅などが代表。