楽器の指向特性
楽器の指向特性【direction characteristics of instruments】とは楽器の指向性のこと。楽器によって指向特性は変わる。バイオリンやピアノなどのように音源が複雑なものは指向特性は一般的に広く、トランペットやトロンボーンのように、音源が単一(ホーンの先から音がでる)のものは指向特性は狭い。
一般的にスピーカーの指向特性は楽器の指向特性よりか狭いと言われているので、指向特性を広げる工夫はいろいろされてきた。しかし、指向性が狭い方が良いか、広いほうが良いかははっきりした答えはなくその時代その時代の潮流に流されやすい側面がある。
近頃(2008年現在)は円形のホーンが多くのハイエンドスピーカーなどに搭載されるようになったが、円形ホーンは指向特性が狭いといって敬遠されていた時代もあった。