エコールーム/残響室
エコールーム【echo room】とは残響室のことで、無響室と正反対の概念にある部屋のこと。残響時間が3~4秒と長く主に材料の吸音率や透過損失、機械のパワーレベルの計測などの音響実験などに利用される。
残響室(エコールーム)は、反射性をよくするために、コンクリートやタイルなどの反射率の高い材料で造られ、 外からの音の進入を防ぐために、壁・床・天井は重くて厚い材料で作られています。 室内に音が一様に分布するように、部屋の形は対称面がないような形状をし、壁が平行にならないように多角形の構造にすることが多く、また天井も傾斜しているのが一般的です。室内に拡散板などがつるしてあります。
現在では音響をデジタル処理が容易になったため、ソースにエコーを加えることは容易にできるが、以前はエコールームなどでの録音も多くあったらしい。