YAMAHA Soavo900Mの視聴・評価

YAMAHA Soavo900M視聴後の大山の感想
Soavo900mは3機種あるsoavoシリーズの中で最も安価なモデルとなっております。基本的な形はsoavo-2と同じ、小型2wayバスレフであるが、ミッドの大きさが小さくなっていることである
基本的な方向性はsoavoシリーズ全てに共通していて「モニター系」の音色である。音の豊かさや厚みを伸ばすために下手な味付けの少なく、非常にオーソドクスなスピーカーで、透明感、分解能、解像度といったモニター系に必要な要素を兼ね備えたスピーカーだ。
soavo900MはSoavo-2と値段的にさほど大きな差がないだけに、どちらにするか迷われる方もおおいだろう。このように、ウーファーの口径がワンランクアップすると、スピーカーの値段もワンランク上げるというのはメーカーが常套手段として昔からおこなってきたことだ。
しかし、小型がいいか大型がいいかは使い方によって変わってくるので、大型が必ずしも価値が高いとは限らない。大山のアドバイスは、小音量で、小編成(ボーカルや弦)、スケールが小さいものは小さい口径のうまくいく場合が多い。逆にある程度音量を上げて聞ける、もしくはスケールの大きいソース(フルオーケストラなど)であれば大きいのにした方がよい場合が多い。しかし、このルールが当てはまるのはウーファーの口径が16センチ以下の場合で、それ以上大きいウーファーにはまた別の問題がでてくるので注意が必要。
YAMAHA Soavo900Mカタログより特徴
- 2ウェイ・バスレフ防磁型
- ユニット:13cmコーン型ウーファー、3cmドーム型ツィーター
- 再生周波数帯域:56Hz~50kHz(-10dB)~100kHz(-30dB)
- 力音圧レベル:87dB/2.83V,1m
- クロスオーバー周波数:3kHz
- 外形寸法:220W×349H×237Dmm