YAMAHA Soavo-2の視聴・評価

YAMAHA Soavo-2視聴後の大山の感想
ヤマハの最高級トールボーイsoavo-1のブックシェルフスタイルがSoavo-2。16センチのウーファーをミッドとして利用。このミッドは上位機種のsoavo-1のウーファーとは全く別物のミッドレンジ。小型2wayバスレフと最も競争が激しい商品であり。どの帯域にも強調感がなく、素直さと清澄感がある。ある意味soavo-1よりかはボーカル帯域の濁りの少なさは特筆に価する。
低域は量感を多くは感じさせないが、軽く軽快で音離れが良いウーファー。軽量振動板を利用していることが伺われる。ツィーターはアルミとマグネシウムの合金を利用していてアルミくささを消す努力が伺えるが、やはり若干はい上がりな印象がある。
Soavo-2の音は女性ボーカルや弦楽器の定位感、空間表現能力はそこそこ優れているものの、艶やかな表現という意味ではもう一歩か。金管の表現力は高く評価できる。20、30hzといったピアノやオルガンなどの最低域を除けばほぼ全てのソースを無難にこなすオールラウンド系でもある。
バーチの突き板にブラウンの塗装を施しているが、箱についてはそこそこ重量もありモニター系スピーカーであることからも分かるように箱による味付けは排除する方向性のようだ。デザインは賛否が分かれそうな気がする。
YAMAHA Soavo-2カタログより特徴
- 2ウェイ・バスレフ方式
- ユニット16cmコーン型ウーファー、3cmドーム型ツィーター
- 再生周波数帯域:45Hz~50kHz(-10dB)~100kHz
- 出力音圧レベル:88dB/2.83V,1m
- クロスオーバー周波数:3kHz
- 外形寸法:220W×380H×353Dmm
- 質量:9.7kg