YAMAHA NS-8HX視聴・評価

YAMAHA NS-8HX視聴後の大山の感想
YAMAHAのNS-8HXは位置づけとしては最高級AV用としての用途であるとパンフにある。デザイン的にはsoavoに比べるとかっこいい。音はたしかに若干大味に感じられるが、AVだと逆に繊細さより、躍動感や抑揚感をうまく表現する、つまり中低域の厚みがある音が好まれるので、そうしているのだろう。
このスピーカーほミッドとツィーターにはホーンのような形状のものがついている。ツィーターはこれくらいのホーンで十分だろうが、ミッドホーンは本格的にロードをかけるいうものではなく、外観をよくするためのアクセサリー的なものと考えてよいだろう(この大きさではホーンロードがかかるはずがない)。
音はsoavoシリーズと比較すると中低域に芯があり、重みのある低域をだす。これはsoavoシリーズの繊細な表現や、音楽の陰影をくっきり表現する音とは違っている。爆発するようなバイタリティーを持ち合わせているが、かといって定位しない音場スピーカーのようでは決してない。箱の重さは32.5kgもありこれはsoavo-1よりか重く、ホームシアターで使用する際は相当音圧を上げてもびくともしない設計のようだ。
YAMAHA NS-8HXカタログより特徴
- 3ウェイ バスレフ防磁型
- ユニット:20cmコーン型ウーファー×2、13cmコーン型ミッドレンジ、3cmドーム型ツィーター
- 35Hz~50kHz(-10dB)
- 出力音圧レベル:92dB/ 2.83V,1m
- クロスオーバー周波数:600Hz/4kHz
- 外形寸法:364W×1102H×397Dmm(スタンド含む)
- 質量:32.5kg(1台)