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QUAD ESL988の視聴・評価

QUAD ESL988視聴後の大山の感想
QUADのコンデンサー型スピーカーにはリファレンスモデルの2805-2809という超ハイエンド品があるが、こちらESL988はその一つ下の普及価格帯のモデルと言うことになる。
コンデンサー型スピーカーは昔は結構数が多くあったが、フロアー型で販売しているのはquadぐらいになってしまった。上位の2805などは何度となくイベントで視聴してきたが今回の988は他の小型ダイレクトラジエーター型の比較視聴(比較機種:タンノイオートグラフミニ、quad12L2、sonus faber concerto、quadesl988)となった。
視聴すると能率がとことん低い(この口径で86dbしかない!!)、アンプの線がつながっているのかと思うほどだった。これはもしかしたらコンデンサー型に特有のバイアス電源の問題かもしれない。ユニットパネルに時間差をつけて電気信号を流すことで、点音源的なものを狙っているとパンフにはあるが、やはり平面波的な音の出方ではある。音は全体のバランスとしては若干低域が弱く感じ、破裂音系のジャズやポップスよりか摩擦音系の弦楽器を中心としたクラシック系のほうが得意に感じた。
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QUAD ESL988カタログより特徴
- 形式:エレクトロスタティック(静電型)スピーカー 仕様ユニット:中高域エレメント×2/ベースエレメント×2 許容入力:55V
- 出力音圧レベル:86dB/2.83Vrms
- 定格インピーダンス:8Ω
- 外形寸法:670(W)×940(H)×315(D)mm
- 重量:20.5kg