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PMC FB1iの視聴・評価

PMC FB1i視聴後の大山の感想
トランスミッションライン型スピーカーを売りにしているイギリスのメーカーPMCは、世界のスピーカーメーカーの中でも異色の存在ともいえる。PMC自体はユニットの開発をしていなく、箱だけを作っているメーカーだ。
トランスミッションラインとは簡単に言ってしまえば共鳴管型スピーカーに吸音材を大量につめて癖をなくすスピーカーだ。エンクロージャーの内部に3メートル近い音道を作って、前面下の開口部分から低域を取り出す方式。
PMCの視聴はこれまで何度となく聞いてきたが今回FB1iという最新モデルを視聴した。音はバスレフと比べれば低域の遅れ感はあるが、自作で作るバックロードにくらべればずいぶん少なく感じられた。かなり低域まで伸びているが、バックロードのようなホーンではないので前面に押しでてくるような音でもない。
DALIやB&W、FOCALなどは明らかに高域よりのSPであるが、ある意味それとは正反対の低域にウエイトを置いたモニターといえるかな?FB1iのような小型ウーファーで低域が伸びるのは自作で実証済みであるが、やはり癖のコントロールはさすが市販品だけあってきっちりしている。
PMC FB1iカタログより特徴
- 170mmウーファー、27mmSOLONEXソフトドーム
- 2ウエイバスレフ
- インピーダンス8Ω
- バイワイヤリング対応
- クロス2khz
- 寸法(H×W×D)1000*200*300
- 18KG
- ATL 3.0m