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DALI IKON1の視聴・評価

DALI IKON1視聴後の大山の感想
デンマークのスピーカーメーカーダリは、高域の分解能力を高めるためにリボンツィーターにドームツィーターを組み合わせるという独特の構造を全てのモデルに適用しているメーカー。リボンツィーターだけを独自生産している。(他のユニットは他社のものを使っているとのこと)
IKON1はエントリーモデルIKONの最もシンプルなバスレフ3wayタイプの小型ブックシェルフ型スピーカー。全域に渡ってバランスがよく、得意の高域ばかりが強調されることなく低域もよくでている。あいまいさが少ないスピーカーで、音楽の陰影などをソリッドに表現しきる。弦の響きなどはいまいちだが、ボーカルはいい。
エントリーモデルとしてALRジョーダンや、B&WのCM1などとの比較となるが、現在は販売中止となっていて中古市場で入手するしかなくなっているようだ。音は確かに上位のIKONに比べると劣るが、このクラスでこれだけの中高域分解能のスピーカーは少ない。私は低域重視であればB&WのCM1を大きく上回ると思う。
DALI IKON1カタログより特徴
- 形式 3ウェイ3スピーカー
- 、フロントバスレフ ユニット構成 低音域 130mmコーン 中音域 - 高音域 28mmソフトドーム、17×45mmリボン
- 周波数レスポンス (±3dB) 46Hz~30kHz
- クロスオーバー 2.9kHz/14kHz
- 入力感度(2.83V@1m) 87dB
- 公称インピーダンス 8Ω
- 推奨アンプ出力 25~100W
- 外形寸法(H×W×D) 350mm×150mm×256mm
- 質量(1台) 5.2kg