JBL S143MKⅡの視聴・評価

JBL S143MKⅡ視聴後の大山の評価
JBLS143はS9800と同じ2002年に登場しました。Sシリーズの最も廉価バージョンでありながら、ペアで定価60万ほどするハイエンドに属するスピーカー。
このS143は登場してきた時に視聴し、今回他の(S9800、S4800、4312、4318、4338)スピーカーとあわせて視聴した。音の全体的な傾向はSシリーズの延長線上で43**シリーズの厚みのある低域をメインとしたスピーカーではなく、オールランドにこなせるタイプ。今回は上位の機種S9800、S4800と比較したためどうしても弱点も目立ったが(逆にそれだけS9800が凄いということ)、それは価格がこれだけ違うのだからどうしようもないだろう。
このS143MKⅡの特徴はまずホーンがMDF製のもので、上位のSonoGlass製のものではなく金管楽器の音が若干控えめになっている。これは好みの問題もあると思うが、JBLの伝統的なSonoGlass製ではないのはちょいと残念。
スピーカーの仕上げは大変美しく、キャビネット天板にギリシャ産大理石を使っているとのこと。この大理石の音の響きというのに大変興味があった。高比重すぎるだけにもしかしたら高域でピーキーさがでるのはと思っていた。しかし、それはあまり感じられず一般的なMDF製の響きを抑える傾向の箱であったと感じる。
S143とS4800には大きな違いがあるが、この中間のS4600が発売されるそうだ。こちらはまだ視聴していないが、15万ほどS143より上乗せでフロア型・ルックス的にだいぶかっこいいので期待がもてそうだ。
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JBL S143MKⅡカタログより特徴
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- 355mmホワイトコーン
- ピュアチタン・ダイアフラム、強力ネオジューム磁気回路を備えた50mmコンプレッションドライバー186Nd
- ピュアチタン19mm径コンプレションドライバー
- 3ウエイバスレフ(355mm×1、50mm×1、19mm×1)
- クロス1.3hz、11khz
- 寸法(H×W×D)659*422*403(専用スタンド装着時)
- 41.0kg