JBL LS80の視聴・評価

JBL LS80視聴後の大山の評価
JBL LS80はJBLの若手エンジニアCharles Sprinkle氏と、K2シリーズのインダストリアル・デザイナー Daniel Ashcraft氏によって開発されたスピーカー。2006年6月に発売されました。
小型のミッドホーンとツィーターにホーンを搭載した新しいJBLのスピーカーは音を聞く前にある程度の予想はしていたが、だいぶ予想通りの音でした。まずウーファーの口径が小さいもの(それでも200mm)を2つ搭載していること。これは低域の出方が大型1発に比べれば大きく変わるのはマニアであればすぐに分かることだが、ここの部分が一番大きい。
「ヨーロピアン系」に近いJBLとでも言えばよいのか?音はS9800という300万近くするハイエンドの音作りいわば、オールランド系でジャズオンリー、生粋のJBLファンにはオススメできない。
音はホーンの音を一聴して感じるが、クラシックで再生してもかなり繊細で決して「大味」と感じることはなかった。クラシックでもフロントホーンスピーカーはありだと思うが、このスピーカーはまさにそれを具現化している。JBLのフロントホーンの味は何度聞いても身にしみていいな。
JBL LS80カタログより特徴
- 形式 3ウェイ・フロア型スピーカー
- 使用ユニットLFHFUHF 200mm径パルプコーンウーファー×2 50mm径チタンコンプレッションドライバー 19mm径ポリイミド・リングツイーター
- インピーダンス 6Ω
- 許容入力 200W
- 出力音圧レベル 90dB(2.83V/1m)
- 周波数特性 35Hz~40kHz
- クロスオーバー周波数 2.5kHz、8kHz
- 寸法(W×H×D) 259×1,104×418mm
- 重量 35.6kg