Fostex FF85Kの利用レビュー
フォステクスFF85kの基礎データ
Fostex FF85K取り説より特徴抜粋
- ケナフとバイオセルロースを配合したコーン紙
- UDRタンジェンタルエッジ
- 新形状アルミセンターラジエーター
Fostex FF85K大山の評価
FF85Kは現在あるFFシリーズの中で最も口径が小さい8センチ用として発売されたものです。Q値が比較的低く(0.47)バックロードでも使いやすいようになったモデルです。発売された時期は詳しくは分かりませんがそれほど古くからあるものではなく比較的最近のものです。
音の傾向はFF125K、FF165Kなどとだいぶ近く、アルミ系金属ドームがかなりきらきらしていて華やかな印象の音。人によってはピーキーさを感じて敬遠する人もいるかもしれない。ある程度使い込みによってこのピーキーさは減りますが、FEシリーズのような音にはなりません。
大山はD-83フラミンゴとD-88スーパーフラミンゴ、BS-8で装着して実験してみた。バックロードに装着したFE83eに比べて低域は癖が少なく良く伸びると感じたが、高域のキラキラ感が耳についた。はじめのころよりかある程度鳴らしこみによって高域の癖は落ちたがやはり若干は残る。これは初期のノーチラスツィーターに近いものを感じる。
このユニットの使い方はスーパーフラミンゴのようなフルレンジ一発でゆくか、2wayマルチのツィーター的な使い方が考えられます。高域のピーキーさがどうしても気になる場合はトーンコントロールを使って高域を落とすか、スピーカーグリルをつけるという方法があります。
このアルミセンターキャップの音はクラシックやポップスではけっこう耳障りに感じていたのですが、ジャズで聴くとけっこう違和感なく聴けたのを覚えています。トランペットやサックスとは相性がいいのかな?