BOSE 101の視聴・評価

BOSE 101視聴後の大山の評価
boseの101は901と並んでボーズの超ロングセラー商品で、現在でも8種類のラインナップがある。1982年に登場したこのスピーカーは世界中の総計で200万台販売されたという恐ろしい記録をもつスピーカーです。このスピーカーは家庭内で利用も可能だが、店舗や商業施設でも非常に多く利用されているのをよく見かけるスピーカーです。
11.5センチのフルレンジ一発をバスレフ箱にいれ下は70hzから上は17khzまで再生。ハイエンド品ではないが音はこの価格ではかなりで相当コストパフォーマンスが高い。レンジや分解能は高くないがバランスと鳴りっぷりのよさは秀逸。キャラクターリスティックなスピーカーではなく、フルレンジ1発小口径バフルを生かした音源の小さなソース(女性ボーカルなど)にはぴったり。
箱が軽量すぎるのはちと痛い(2.1kg)。キャビネットはMDFではなく完全にプラスティック製か?ほんの少し音圧をあげただけで箱にビリビリ振動が伝わってくる。余裕があれば、ある程度箱が強化された125を購入したほうが良いだろう。
長岡先生もよくボーズの製品をスピーカー解説に利用していたが、自作派にとってボーズという会社のチャレンジ精神には本当に頭が下がる。紹介しているフルレンジ一発の101、音場型の901、音響迷路のボーズウエーブ、共鳴管のWERシリーズなどどこのメーカーも手をだせないような分野はある意味ボーズの独占市場。周波数特性一辺倒のスピーカーは1990年代に淘汰され、2000年代は個性のあるスピーカーの時代となった。bose、JBL、タンノイといった特定のターゲットユーザーを強く意識したメーカーが生き残ることになるのだろう。
BOSE 101カタログより特徴
- 11.5センチフルレンジ×1
- 周波数特性70Hz~17khz
- 能率86db(Wm)
- 寸法(W×H×D) 232*154*152
- 2.1kg