B&W 805Sの視聴・評価
B&W 805Sカタログより特徴
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- チューブローディング・アルミニウムドーム・トゥイーター
- バランスドライブ方式ウォーブンケブラー・コーンミッドレンジ
- 新設計ネットワーク
- バイワイヤリング対応WBTスピーカーターミナル
- 2ウエイバスレフ(165mm×1、25mm×1)
- クロス4khz
- 寸法(H×W×D) 418mm×238mm×351mm
- 11.5kg
B&W 805S視聴後の大山の評価
この805Sを視聴した日は、802D→803D→803Sときて最後にこの805Sを視聴した。実際この後CMシリーズも聴くことになるのだが。
800シリーズで唯一2wayシステム小型16センチユニットに低域からミッドをもたせ、後はツィーターという構成。自作でよく使うフルレンジ+ツィーターという構成にある程度近い。さすがに低域の量感はこれまで視聴してきた上位モデルに比べて圧倒的に低いが、小型小口径バッフルを生かした定位のよさというのは全てのモデルを凌駕しているといってよい。
この805や705などはそれ以外のフラットモニター的なスピーカーとは一線を画す商品であり同列の比較は難しい。この805ファンの中には「これこそがB&Wのスピーカーの中で最高」という人も多い。802と805を両方持っている人もいるようだ。805は小口径バッフル、小口径ユニットの良さを生かしたスピーカーであり、おそらくこの層の人々は自作のフルレンジ一発を一度視聴してみるとはまる可能性が高いのかもしれない。
705と805の比較について一言。この2機種の違いはツィーターとミッドにグレードの高い素材を使っているというこであるが値段が2倍も違う。この違いは店頭視聴ではほとんど分からない僅かなものであったが、高域の艶は若干805が上かなという程度。これだけの値段差があるのであれば箱にもう少し金をかけてほしいなという気もする(801のような天然合板を使うとか)
この商品は2WAYのB&W商品の中で最高位に立つもの。はっきり言って超高域に関してはこれ以上のモデルもこのモデルもさほど変わりはない。よっぽどお金持ち以外の人は下位の2way商品(705やCM1)を使って納得した人が購入したほうが良いだろう。