B&W 804Sの視聴・評価
B&W 804Sカタログより特徴
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- チューブローディング・アルミニウムドーム・トゥイーター
- ネオジウムマグネット採用ウォーブンケブラー・コーンFSTミッドレンジ
- ロハセルコーン・ウーファー
- 新設計ネットワーク
- バイワイヤリング対応WBTスピーカーターミナル
- 3ウエイバスレフ(165mm×2、150mm×1、25mm×1)
- クロス350hz、4khz
- 寸法(H×W×D) 1020mm×238mm×351mm
- 28kg
B&W 804S視聴後の大山の評価
アルミドームのモデルの中では最も高価なモデルに位置する。このモデルは800シリーズの中で大山が考える中で最もコストパフォーマンスの優れているモデルではないかと思う。
ダイヤモンドというとやたらに価値の高いものと考えてしまいがちだが、800のDシリーズで使われているものはいうまでもなく天然ものではなく、人工ものダイヤである。これらはそれほど高価なものではない。しかも、803Sのアルミツィーターは過去のものに比べ相当な改善が図られているようでかなりピーキーさは抑えられていて、成熟してきているのが感じられる。
実際ダイヤモンドバージョンとの比較においては店頭の視聴では全く違いが分からず。このツィーターはアルミにしてもダイヤにしても、ハード系ドームでかなりピーキーなのが特徴で、エージングに相当時間がかかるのが定説になっているが、昔のモデルほどは時間はかからないほど完成度が高くなってきている。
このモデルは全B&W製品の中でもコストパフォーマンスに優れ非の打ち所のない素晴しいモデルだ。あえて欠点を言うとすればもう少し重量を重くしてほしいところ。これだけできのよいスピーカーでで28kgだが、できれば50kgあっても良いのではないか?
このスピーカーではヘンデルを聞いたがあまりの解像度の高さは圧巻。このようなモニター系はあまりに目指す音の傾向が違うため、自作との比較は難しい。しかし一つの音の基準として必要だと感じた。このくらいなら大山の経済力でも買おうと思えば買える。買おうかな?