B&W 703の視聴・評価
B&W 703カタログより特徴
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- フリーマウント・ノーチラストゥィーター
- ケプラーコーンFSTミッドレンジ
- バランスドライブ方式ペーパー・ケプラーコーンウーファー
- 3ウエイバスレフ(165mm×2、160mm×1、25mm×1)
- クロス350hz、4khz
- 寸法(H×W×D) 1007mm×232mm×357mm
- 27kg
B&W 703視聴後の大山の評価
CDM9NTがモデルチェンジされてこの703となったが、値段は片ch1万5千円ほどの値上げとなった。箱の形状がラウンド系になった。個人的には前モデルの角ばっているほうが好きなのだが、音響的な効果をねらっての改良だろう。だが最もよくなったはツィーター。こちらは705のところでも書いたが本当に聴きやすくなった。
703は下位の704・705と比べるとユニットの数が増えて低域の下限・量感が増えるのだろうと考えるかもしらないが、最大の違いはそこではなくFSTをミッドレンジに使っていることだろう。このミッドレンジユニットはB&Wの上位の全てのに搭載されているユニットで、フリーエッジのように見える実際はエッジが存在してすごく薄くできている。もしこのユニットが単体で発売されたら自作派の私が真っ先に購入したくなるくらいの素晴しいユニットだ。
703の音はその上位の800シリーズの音にかなり近く、このモデルぐらいが本当の意味でB&Wのエントリーモデルというか、B&Wの特徴をフルにだしたモデルといえるだろう。「ワイドでフラットなモニター」とは長岡鉄男のモアイではないが、この703はワイドでフラットなモニタースピーカーだ(それ以下のモデルではかなり低域が落ちる)