スピーカー追求道>【4スピーカー追求編】スロート絞り率と空気室の関係
実験2.1
一般ソース(モノラル)を用いての聴感上の違い2
(a)空気室3.19Lスロート断面積23cm2 と
(b)空気室3.19Lスロート断面積57.5cm2
(c)空気室3.19Lスロート断面積110cm2
の比較
左右空気室 上下スロート断面積 ()はスロート絞り率 |
2.58L | 2.92L | 3.19L | 3.45L | 3.7L | 3.96L | 4.21L | 4.47L | 4.73L |
5.6cm2(0.06) | 78.6 | 78.7 | 78.8 | 78.7 | 78.5 | 78.4 | 78.6 | 78.9 | 78.4 |
23cm2(0.28) | 78.8 | 79.5 | 79.0 | 79.6 | 78.8 | 79.1 | 79.0 | 78.8 | 79.1 |
40.4cm2(0.49) | 80.0 | 80.1 | 80.4 | 79.8 | 79.7 | 79.7 | 79.6 | 79.8 | 79.6 |
57.5cm2(0.7) | 79.6 | 80.3 | 80.7 | 80.3 | 79.9 | 80.0 | 80.3 | 80.0 | 80.1 |
75.2cm2(0.91) | 80.0 | 80.6 | 80.8 | 80.4 | 80.0 | 80.6 | 80.1 | 80.1 | 80.0 |
92.6cm2(1.12) | 80.1 | 80.9 | 80.8 | 80.6 | 80.5 | 80.1 | 80.5 | 80.7 | 80.9 |
110cm2(1.34) | 79.6 | 80.7 | 81.2 | 80.9 | 80.3 | 80.7 | 80.3 | 80.1 | 80.7 |
(a)空気室3.19Lスロート断面積23cm2 と
(b)空気室3.19Lスロート断面積57.5cm2
(c)空気室3.19Lスロート断面積110cm2
同じ空気室でスロート絞り率が大きく違うとどうなるかを調べる実験。スロート絞り率0.06(最小)はほとんど密閉に近い状況になるので外して0.26と1.34での比較。(a)は思い切りスロートを絞ってある状態。(c)はスロートを開いてある状態。(b)は中間
視聴したソースは宇多田ヒカルfirstlove2曲目、SHM-CDの4曲目「ラデツキー行進曲作品228、ベートベン弦楽4重奏曲第3番ニ長調第一楽章。
スロート絞り率0.28と1.34では凄まじく違う。0.28ではやはり低域がカットされていて音楽にならない。0.7ち1.34でもだいぶ違うだろうと思いながらも聞いてみると意外や意外音の差はびっくりするほどではなかった。
最も違いが顕著にでたのがラデツキー行進曲。(b)では音場感の広がりよりコンパクトに音が突きつけてくる感じ。(c)ではやや定位がぼやけるが低域全体のパワーは高めだった。
次に宇多田ヒカルのボーカル。声の艶は(b)がでるがちょっと締め付けられたような印象になる。
弦楽四重奏曲では(b)と(c)の違いはほとんど違いが分からない。