スピーカー追求道>【4スピーカー追求編】スロート絞り率と空気室の関係
実験内容と測定の条件
実験1:
スピーカー1つをモノラルで利用する。空気室を9段階とスロートを7段階に変更できるようにして、計63通りに変えたエンクロージャーを軸上1mとホーン内部10cmのところで測定する。その結果のスペアナ写真を全て掲載する。ソースは全てピンクノイズを利用する。実験1.1~1.16
次にスロート一定にして空気室を10cm3(立方センチ)ずつ変えたものをホーン内部10cmのところで測定する。これはホーンから漏れる中高域を測定するために行う。ソースは全てピンクノイズを利用する。実験1.17
この実験1で前のページの①②③が分かるはずである。今回の実験の中心部分。
<条件>
- MDFで作成した自作FE138ES-R用のバックロードホーンを
軸上1mでRチャンネルのみのモノラルで測定
(Lは接続しない) - 部屋の広さ約12畳の部屋の中央あたりにスピーカーを
設置する。(間接音の影響を極力排除するため) - 利用した周波数測定器PHONIC社PAA3
- 利用したアンプ:DENON PMA390Ⅳ
- 利用したプレーヤー:SONY DVP-NS730P
実験2:
スピーカー1つをモノラルで利用する。この実験では2つのスピーカーに別々に設定した空気室とスロートを利用して、2つを瞬時に切り替えできるようにして聴感上の違いを確認する。ソースにはオーケストラ、ボーカルなど通常我々が聞くソースを中心で試験を繰り返す。
<条件>
- MDFで作成した自作FE138ES-R用のバックロードホーン2つを
別々の空気室、スロート絞り率のスピーカーを左右並べて
片方づつ視聴する。Rチャンネルのみのモノラルで視聴する
- 部屋の広さ約12畳の部屋の中央あたりにスピーカーを
設置する。(間接音の影響を極力排除するため) - 利用したアンプ:DENON PMA390Ⅳ
- 利用したプレーヤー:SONY DVP-NS730P
実験3:
スピーカーをステレオで利用する。実験2で得られた知見を元に、FE138ES-Rに良いと思われる空気室と断面積を数種類ピックアップしてステレオで視聴する。この実験はFE138ES-Rに合う空気室とスロート絞り率を発見するのが目的。ソースにはオーケストラ、ボーカル、ジャズ、ロックなど通常我々が聞くソースを中心で試験を繰り返す。
<条件>
- MDFで作成した自作FE138ES-R用のバックロードホーンを
左右同一の空気室、スロート絞り率にしてステレオで視聴する - 部屋の広さ約12畳の部屋の中央あたりにスピーカーを
設置する。(間接音の影響を極力排除するため) - 利用したアンプ:DENON PMA390Ⅳ
- 利用したプレーヤー:SONY DVP-NS730P