D58ES-エージング1ヶ月と低域について
基本条件2+MDF+ウォールナット突き板+無垢板 FE208ES(前期)とFE208ES-R比較 ツィーターなし
D58ESへFE208ES前期をとりつけた時と測定風景。
写真右がD58ESへFE208ES-Rをとりつけた時の測定風景。
↓に両スピーカーの測定を掲載した。どちらも63hzを境になだらかに低域が下降しているのがわかる。ちなみにスーパースワンも63hzまででているがその下は急降下に落ちる。
D58ES+FE208ESの特性
D58ES+FE208ES-Rの特性
「D58ESは低域がでないと」マニアの方がよく言われているが、確かに10センチのスーパースワンと同じ63hzが境になっているのを考えればそ ういう不満も妥当といえなくもない。20センチのバックロードであるのだからやはり30~40hzぐらいまではフラットに出て欲しいと願うのが当然か?
ただ全く低域がでていないというのはちょっと言い過ぎで、40センチクラスのウーファーを搭載したJBLやダイヤトーンでもこれに似たような特性のものあり、パンフには25hz~とか書いてあったりする。
ESとES-Rの低域は測定上は僅かな違いで、超ローエンド(20、25hz)は208ES-Rが上だが、30~100hzは208ESの方がきれいな特 性。低域の歯切れ、質感はESが上の気がする。やはりES-R専用に箱を改造しないと真価が発揮されないのではないかな?
超高域に関してはFE208ES-Rは測定上、聴感上FE208ESよりでているのがすぐに分かる。(グラフの一番右側を比較してみてください)全体の能率に関してはFE208ESのほうが0.5~1dbぐらい上であるようだ。
125hz160hzにあたりにあるピークをなんとか40、50hzあたりにうつすことができれば40hzからフラットなスピーカーになる気がする。しか しこの20センチバックロードは一度作ったことがある人なら分かると思うが重さが半端ではない。ユニットを付け替えるだけでも一仕事だ。だから試作⇒測定 を繰り返して1台を作ってゆくのは半端な仕事ではないのだ。
けどいつか大山はやりますよ!!
最初FE208ES-Rをつけて聞いて高域の伸びに感動していたが、やはり低域のなりぷっりは208ESの方が長岡スピーカーらしさがある気がしたりして、ESとES-Rを変えながら使っています。
D-58ES |