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目違い払いの方法1
目違い払いとは組み立て中に必ずできる段違いを削り取ってフラットにする技術です。これがうまくできるようになれば素人レベルのスピーカーとは大違い。大変見栄えの良い製品レベルのつくりにもってゆくことが可能です。目違い払いは突き板貼りや、化粧合板貼りなどに必須の技術です。まずは目違い払いとはどのようなものかイラストで見てみましょう。
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かなりオーバーなイラストです。AとBの板を写真のように接着したとします。Aの板がBの板を少しつきでています。この突き出た部分を削りとるのが「目違い払い」です。 |
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CとDの板を写真のように接着したとします。Cの高い部分を削って、Dの高さに面をあわせること、これも「目違い払い」です。 |
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Eという木口テープを合板Fの木口に貼ったとします。左右にはみ出た木口テープを削ってEの合板の木口の厚みに合わせること。これも”目違い払い”です。 |
目違い払いはここでは紹介しきれないほど応用範囲がひろく、奥が深いものですが、基本的なやり方を次のページで紹介しましょう。