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圧締に使用する道具
木材を接着する際に圧締することの大切さは前に述べました。木工ボンドは紙をくっつけるためのの”のり”と違って大きな圧力をかける必要があります。圧締するのは場所ごとによって使う道具を変えるわけですが、大型のプレス機などない一般の方が使う道具は以下の3つになるはずです。
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端がね(クランプ) |
大型のスピーカーを組むときには20本くらい必要になる。バックロードホーンの側板接着にはなくてはならないもの。数をたくさん使えば簡易的なプレス機のような力を発揮する。懐の深いクランプは特に高価。 |
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木ねじ |
必要な本数の端がねを買えない場合や、バックロードホーンの音道部分でクランプの届かないところに利用。最も手軽で低コストで利用できるが、ダボを埋めないと見栄えが悪くなる。なお木ねじでの圧締は利用する木材によって効果が大きく異なる。 |
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重り |
写真は1こ13kあるTGメタル。筆者は3つ所有。3つあわせて40kほどになるがこのくらいになると圧締の効果も多少はでてくる。それとて、上の2つと比べると強力ではない。本や辞書を数冊おいた程度ではほとんど効果がないと思ってよい。 |